有機合成系研究室にブラックが多い理由 7選!

研究室
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 こんにちは。アイアン丸です。

 私の大学・大学院時代の経験から、有機合成系の研究室はブラック研究室が多いです。 そこで今回は「なぜ、有機合成系研究室にブラックが多いのか」私の考えを書いていこうと思います。

【読むべき人】化学系の大学に通っていて、どの研究室にしようか迷っている学生さん

私は有機合成系の研究室に所属していたので、説得力ある記事だと思いますよ。笑(私の所属していた研究室は、ブラックの刃が時代の流れで淘汰されつつあるようなグレーに近いブラック研究室でした。笑)

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有機合成は時間がかかる 

有機合成の反応は時間が掛かります。

私は最大で70時間の反応もありました。

もちろん、ずーっとその反応を見ているわけじゃありませんので、

3日間不眠不休になる必要はありません。

しかし、夕方にどうしてもやらなきゃいけない反応があり、それが5時間の反応だったとすると、夜中まで掛かっちゃいますよね。こういうのは多々あります。

すると必然的に、帰りが遅くなります。

原料を合成するのも時間がかかる 

 新しい研究を行うための準備段階として、原料が必要ですが、市販されていないものは自分で論文を読んで合成しなくてはならない。すると、また時間がかかって、帰るのが遅くなります。

論文通りに実験しても合成できないこともある 

 いざ、原料を論文を読んで合成しようとしても、合成できないことがあります。技術の問題ではありません。そういう困った論文は多々あるのです。私も経験があります。ある論文では合成できなかったので、別の論文で合成したらできた。みたいな。ふざけてます。ちゃんとした論文書け!笑

…帰りが遅くなります。

器具の取り扱いなど、覚えることが多い 

 有機合成ができるようになるには、器具の取り扱いや、一般的な合成手順(仕込み、反応、単離)を覚える必要があります。合成の技術が身について、やっと自分の研究に臨めるわけです。そりゃ、研究成果が出るまで時間がかかるわけです。

有機溶媒や毒物に触れる機会が多い 

 有機合成を行うとき、有機溶媒をめっちゃ使います。アセトン、塩化メチレン、ヘキサンは毎日のように使います。身体に良いものではありません。また、試薬は大抵毒物です。いわゆる3K(汚い、臭い、危険)が揃ってます。おめでとうございます。笑

合成した後、分析もやらなきゃいけない 

 有機合成は、合成したら終わりではありません。その後に、合成できたかどうかを分析する必要があります。一般的にはNMRやIR、GCなどを使って分析しますが、これらの使い方や解析方法を覚えなくちゃいけません。分析研究室なら合成技術はいりませんが、有機合成研究室は分析技術も必要なのです。手間がかかります。

教授陣がブラック研究室出身 

実はこれが諸悪の根源なのかもしれません。有機合成系の研究室は上記の理由から、ブラック研究室が昔から多かったと思われます。従って、教授陣が学生の頃、ブラック研究室で鍛えられてきた訳です。そんな教授陣がトップにいる研究室がブラック研究室になってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。負のサイクルってやつですね。

まとめ

以上。いかがだったでしょうか。

有機合成系の研究室がブラックになりがちなのはある意味仕方のないことなのかもしれませんね。ブラックになりえる要素が多すぎるんだもん。。

有機合成系研究室出身として、悲しくなりますね。笑

しかし、こんな過酷な有機合成系の研究室で研究すると、良いこともあるんですよ。

ということで、次回は「有機合成系研究室に所属するメリット」を書こうと思います。

私は、この研究室にいたからこそ、今の企業に就職し、研究者をやることができていると考えています。次回もお楽しみに!

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