【化学メーカー就活】企業順位は「就職四季報」で作れ!【現役社員が作り方を教えます】

就活・転職
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こんにちは。

化学メーカー現役社員のアイアン丸です。

今回は、就職四季報を使った正しい「企業順位の作り方」をお伝えします。


※まず大前提として、企業選びの軸は「給料」と「勤務地」にするべきである。

まだ読んでいない方は、上の記事を読んでから、本記事を読んでいただけると理解がスムーズである。ぜひ読んで頂きたい。


では、本題にいこう。

就活をいざ始めて、さあ、何からすれば良いんだろうと考えると、大体の人が「自己分析」と「企業研究」をすることになるだろう。

この「企業研究」とは、「自分の中で行きたい企業の順位を決めること」である。

企業の順位を決めなければ、動き出せない。ESを出すのも、説明会に行くにも。闇雲にESを出していては、時間がいくらあっても足りない。なので、企業研究(=企業の順位を決めること)は非常に重要だし、できれば就活が始まる前にしておきたい。

さて、この「企業の順位を決める」にあたって、大活躍するの就活四季報である。

就職四季報とは、簡単に言うと、「企業の実態を丸裸にしている本」である。

主に、採用人数、3年後の離職率、有休消化平均、平均年収、平均残業時間、配属勤務地などが記載されている。

この情報は、四季報の編集社が独自に調査しており、かなり信用度は高い。

※実際、私が勤める会社の情報を見てみると、実態とほぼ一致している。

さて、今回はこの就活四季報を使った、正しい企業の順位の付け方をお伝えしようと思う。

就活四季報は情報量が多く、どうやって活用したら良いか分からない人も多いはず。そこで、大手化学メーカーに現役で勤める私が、活用方法をお伝えする。

※まだ四季報を手に入れていない方は、是非購入して欲しい。ネットの情報は体系的にまとまっていない上に、信頼性も高くない。いちいち検索していては時間の無駄だ。

以下のポイントをおさえ、整理していくと、正しく四季報を活用できるだろう。

①給料・・・就職四季報の平均年収、平均年齢、平均残業時間を確認しよう。

②勤務地・・・配属先(都道府県)、部署を確認しょう。

③ホワイト/ブラック・・・3年後離職率、平均勤続年数、有休消化平均を確認しよう。

上記の3点に関して、順番に確認していけば、おのずと自分なりの企業順位を決定することができるだろう。

最終的にはこのような表を作ることで、企業順位は完成だ。

企業順位表の完成図

それでは、詳細を説明していこう。

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本当に見るべきポイント①  給料(平均年収+平均年齢+残業時間)

 給料が高いかどうか知りたい時は、平均年収だけを見る人が多いと思う。確かに大体の年収を知りたいなら、それでもOKだ。

しかし、企業研究では、自分の中で企業の順位を決めなければならない。そんな時は大体の年収で順位を決めてはいけない。つまり、平均年収だけを見て順位付けはしてはいけない。

なぜなら、この平均年収は「平均年齢と残業時間」によって大きく変わるからだ。どれくらい平均年収が変わるのかは、こちらの記事で具体的な数字を示して説明しているので、参考にしていただきたい。読んだらすぐに理解していただけるはずだ。

なので、今回の見るべきポイント①は「平均年収+平均年齢+残業時間」とした。

さて、平均年収は平均年齢と残業時間によって大きく変わるという事は分かって頂けたと思う。では、このポイントの正しい見方を説明したい。

簡単には比較することはできない。なぜなら要素が3つあるからだ。

なので、私はあえて細かい順位付けは行わないことをお勧めする。

逆にいうと、給与水準の大まかなグループ分けしてから、順位付けを行う。

「平均年収×平均年齢×残業時間」の3つのファクターで大体の給与水準は計算できる。それを自分が気になる会社について、計算し、グループ分けを行う。

具体的に説明しよう。あなたが気になっている企業が9つあるとする。それらの企業の平均年収、平均年齢、平均残業時間の3項目をまとめて、3グループ程度に分ければOKだ。

↑このように、大まかに3グループ程度に分ければOKだ。

青色の企業は給与水準が高い。緑色の企業は中程度の給与水準で、黄色の企業は低いこのくらいの分け方にしよう。同じグループでの優劣は正直つけるのが難しいし、実際差はほとんど無い。

グループ分けしたら、Excelなどの表計算ソフトに記入しておこう。青グループはA緑グループはB黄色グループはC。と言った具合だ。

本当に見るべきポイント②  勤務地(配属先+部署)

四季報には、直近の新入社員の配属先の勤務地(都道府県)と部署(営業、人事、研究、製造など)が示されている。更にその人数も書いてある。ここを絶対に確認して欲しい。

この記事にも書いたが、企業選びに重要な軸は「給料と勤務地」である。そのため、四季報の配属先のチェックは欠かせない。

この配属先の項目をみると、新入社員はどこで、どんな部署に配属されるかがわかる。特に“どこ“という部分が重要で、今後の人生に大きく影響を与えるので、必ず確認しよう。

ここで配属先の都道府県を確認したら、実際に会社のHPに行き、記載してある都道府県から実際の勤務地を特定しよう。

駅に近いのか?バス通勤なのか?繁華街なのか?ど田舎なのか?

そこは自分にとって働きやすい、理想の勤務地なのか?

しっかり確認しよう。

自分の価値基準でいいので、各企業の勤務地の評価をA〜Cでつけよう。

次に見るべきポイント①  ホワイト(3年後離職率、平均勤続年数)

 3年後離職率、平均勤続年数をみることで、その会社がブラックなのかホワイトなのかがわかる。

3年後離職率が高いと新人が辞めやすい企業である。概ね10%以下なら問題ないだろう。10人に1人くらいは様々な理由で転職してもおかしくない。

しかし、3年後離職率だけだと、企業の真の姿は見えてこない。なぜなら4年目以降に辞めた場合は、当然だがここに反映されないからだ。隠れたブラック企業はこの3年目離職率が高くなることを恐れ、何が何でも3年目までは辞めさせないようにしている。なので、3年後離職率だけをみるのではダメだ。

四季報の小さな欄ではあるが、「平均勤続年数」もきちんと見なくてはならない。平均勤続年数を見ることで、実際にどれだけ会社に勤めたのかがきちんとわかる。

今時終身雇用なんて流行らないけど、せっかく頑張って就職するなら、最後までしっかり働ける・働きたいと思える企業に就職したい。ポジティブに転職するのは良いが、会社の環境が悪いから転職というネガティブな理由で転職はしたくはない。

平均勤続年数は、少なくとも10年以上。できれば15年以上あると安心して勤めていられる企業であろう。

あまりにも少なかったら、その企業は何かしら難ありの可能性が高いので注意すべきだ。

各企業の3年後離職率と平均勤続年数を評価しておこう。

そして、次の項目と合わせて、A〜Cをつけよう。

次に見るべきポイント②  ホワイト(有休消化平均)

有休消化平均とは、休日・祝日以外に休みがどれだけ取れるかを示している。この有給休暇がどれだけ取れるかは、プライベートの充実に影響してくる。休日はどこも混んでいる。しかし、平日は比較的空いているので、ディズニーランドでもUSJでも空いている。大学なら多少サボって平日に遊びにも行けたが、社会人は大学みたいにサボれない。子どもが急に熱で仕事を休みたいってなっても、有給が取れなきゃ休めない。だから有給は大事だし、その取れやすさは、プライベートの充実に影響してくる。

一般的には、有給休暇は1年間に20日間貰える。この20日間のうち、1年間で何日消化できたか、その平均が「有給消化平均」である。

例えば、有給消化平均:15日であれば、1年間に20日の有給が貰えるけど、実際は15日しか取れてないよーってことになる。え?貰えた分全部使えないの?って思う人もいるかもしれないが、中々全部使っている人はいないのが現実だ。日本人は休み=怠慢と見られがちだから、たとえ20日休めると言われても、中々全部は使いづらい。そういう社会なのだ。

ま、そんな悲しい日本社会でも、比較的休みやすい環境のある企業はどこなのか。それを探すのに、この「有給消化平均」を見て欲しい。

いろんな会社をパラパラと見て貰えばわかるが、10日以下なんてザラだし、15日以上の会社なんてほとんどない。

それでも化学メーカーは他の業界と比較すると、有休消化平均が高いから、やっぱりホワイト企業が多いんだな〜と感じる。

10日以上ある企業ならまず問題ない。会社員の中には「有給休暇全然取らないマン」みたいなのが必ずいるから、多少は平均が低くても気にしなくて良い。

ただ、5日以下は流石に取りにくい環境である事は覚悟した方が良いだろう。

各企業の有給休暇平均を評価しよう。

前の項目(3年後離職率、勤続年数)と合わせた総合評価でA〜Cをつけよう。

ちなみに、この項目は給料・勤務地と比較すると、優先度は低めだ。

理由は、この記事を参考にして欲しい。

参考程度に見るべきポイント①  採用実績校

四季報には、直近の採用実績のある大学名が人数とともに羅列してある。

企業によっては学歴フィルターががっつりある場合がある。特に超がつくような大企業は間違いなく学歴フィルターがある。なぜここまで言い切れるかといと、実際に私はこの学歴フィルターを体感したからである。詳しくはこちらの記事を参考にして欲しい。なぜ学歴フィルターを会社が使うか、など、私の実体験をもとに記述している。

しかし!「採用実績校」に、あなたの出身大学が載っていないからと言って、必ずしも入社できないわけではないので安心して欲しい。

特に大手企業でなければ、出身大学はそこまで関係ない。

ただ、「採用実績校」の大学の羅列を見たときに、明らかに自分の学歴が足りない場合は、厳しい戦いになると言うことだけは心に留めておくと良いだろう。的外れな就活をしている時間は就活中はないからな。

とは言っても、あくまで参考程度に。

採用実績の項目は参考程度で良いだろう

以上。この4+1点を確認しておけば、企業研究では最低限の情報で整理できているだろう。

まとめ

①給料・・・就職四季報の平均年収、平均年齢、平均残業時間を確認しよう。

②勤務地・・・配属先(都道府県)、部署を確認しょう。

③ホワイト/ブラック・・・3年後離職率、平均勤続年数、有休消化平均を確認しよう。

(参考)採用実績校・・・明らかに自分の学歴が足りない場合は、厳しい戦いになる

この4+1点を確認し、整理すれば、このような表にまとめることができ、

全ての評価(A〜C)を総合的に順位付けすれば、企業順位の表の完成だ。

作成には時間がかかると思うが、「企業研究」は非常に重要で、就職後に後悔がないように、徹底的に順位づけを行おう。

最後に、企業研究する上で、特に気にする必要のないポイントを紹介する。

こちらは、おまけとしてみてくれれば十分だ。

見る必要ないポイント   通過率(倍率)

四季報には通過率(倍率)が書いてあるが、あなたには関係ない。内定が出るかどうかは、あなたと企業の相性が合うか合わないか。倍率が何倍だろうと、内定出る時は出るし、出ない時は出ない。

実際、私は倍率の低い企業は落ちたけど、100倍以上のとこに内定をもらった。

ほんと、この倍率って関係ないから気にするな。

ましてや、倍率が低いから悪い企業ではないし、あなたが入りやすい企業ってわけではない。逆に、倍率が高いからって、良い企業って分けじゃないし、入りにくい企業でもない。

何度も言うが、結局は相性だから。

でも、倍率が高いとこから内定もらえたら何となく嬉しいと思う。

だから、内定もらった後、この通過率(倍率)を確認し、ほくそ笑むのは悪くないだろう。親に自慢しても良いかもしれない。そうやって使うべき項目である。決して企業研究に使うべきポイントではない。


最後に言っておくと、就職四季報を数年分買うとより正確なことがわかる。僕は2年分買って、あとは立ち読みした。

※1年分だと、その年の初任給、ボーナス、年収、勤務地(配属先)しかわからない。もしかしたら、たまたまその年だけ、ボーナスがよかったのかもしれない。しかし、3年分くらい見れば、大体こんくらいなんだなってわかるし、配属先も間違いないなってなる。何より、後になって後悔が少ない。3年分もみたんだから、それでもわからなかったなら仕方ないよねって。就活では後悔が少ないのが一番良いからね。


以上。ここまで長い文章になってしまったが、読んでくれてありがとうございます。

ぜひこの記事のやり方で、企業順位を正確に決め、後悔のない就職活動にして欲しい。


下の関連記事にも現役社員による有益な情報をたくさん書いているので、是非参考にして下さい。

またコメントをして頂けると励みになります。よろしくお願いします。

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